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【山口の誇る日本酒】別邸福の花浜松町が推す「雁木」(その七)

2016.11.8
前回までの記事で、雁木の定番酒6種類を簡単ですが紹介させてもらいました。
 
そんな八百新酒造(以下、八百新)ですが、季節限定など定番以外の「雁木」も醸造・販売しています。
 
今回は、秋の季節の限定品を2種類、紹介したいと思います。
 
・「雁木おりがらみ秋熟」
早春に搾った、「槽出あらばしり」を約半年間。マイナス5度の冷蔵庫で氷温熟成させた「おりがらみ」の生原酒。濃厚な味は、秋の味覚にぴったり。
 
伝統的な槽や袋どりで日本酒をしぼる時、その段階で出てくるお酒によって、異なる名前と特徴を持っています。
 
先鋒として出てくるのが、薄く濁ったお酒「荒ばしり」。名前の通りワイルドかつ華やかな香りが楽しめます。
 
しぼりたての状態だと、まだ細かくなったお米や酵母など、小さな固形物が浮遊しています。
 
この浮遊物を「おり」と呼び、それをしばらく沈殿させた部分を「おりがらみ」と呼びます。
 
ちなみに、中堅として出てくるのが「中取り」。よく見る透明な日本酒のことで、香味のバランスに優れています。
 
最後の大将として圧力をかけて絞り出すのが「責め」。雑味のある味わいが特徴です。
 
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・「雁木ひやおろし」
今年9月初旬に解禁となり、予約だけで予定数を上回ったという一本。
 
秋の酒として名高い「ひやおろし」。冬場に作った新酒を劣化させないため、春先に火入れして夏を越して、秋口まで熟成させたその味。
 
秋を連想させる、香り、滑らかな口当たり、濃密なとろみが秋の味覚を引き立てます。
 
どちらも普段とはちょっと違った製法で作られた1本。
 
しかし、八百新のDNAが刻まれたその味は、定番の「雁木」たちと変わらない満足を多くの人に届けていることでしょう。

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